保護者必見!通わせるべきスイミングスクールの特徴4つ
習い事の定番、だからこそ迷うのは当たり前
hkhkhk910.hatenablog.com
以前の記事でも紹介した通り、東大生の約7割が習っていた習い事であるスイミング。
定番の習い事なだけに、どこのクラブに通わせようか悩んでしまう保護者の方も多いと思います。
そこで今回は、「こんなスイミングスクールは通わせないほうがいい!」改め
「通わせるべきスイミングスクールの特徴」
と題しまして、保護者の方がスイミングスクールのどこに注目し、良いクラブかどうかを見極めればいいのかを、現役スイミングコーチのわたくしC子が解説していきたいと思います。
スイミングスクールの裏側的なことにも言及しているので、「昔スイミング習ってた!」っていう方にも楽しんでもらえるかも!
※あくまでC子の独断と偏見に基づくものであることをご理解ください。
スイミングスクール選びの参考程度にして頂けると幸いです。
施設・設備が綺麗なのは大前提!
まずひとつめはコレ。「施設の綺麗さ」です。どうせ通うなら綺麗なプールで泳がせてあげたいですよね。
プールサイドって、デッキブラシで掃除すると茶色い水が出てくるんです。これは言わずもがな、プール利用者の足裏の汚れなんかが蓄積されたもの。放置しておくとヌメヌメになって、濡れた足で歩くとツルツル滑ります。
スイミングコーチの職業病の一つとして、「足裏、指の間の皮むけ」があるんですが、これは入水してふやけた皮膚やちょっとした傷口からこの汚れが入ってきたもの。
と~~~~~~~~~~~~~っても痒くて、ひどくなるとだんだん激痛になってきます。
これに感染すると、皮膚科で薬をもらわないとまず治りません。
お子さんの足が皮むけで真っ赤にならないよう、プールサイドが綺麗であることは大前提です。
これにプラスして、水質も綺麗だとなおグッド!
「温水プールって循環してろ過されてるから、綺麗なんじゃないの?」と思いがちですが、外から帰った子どもたちが一度にたくさん入るプール………子どもたちが上がったあとのプールって、10メートル先も見えるかどうか怪しいくらい濁ってます。うちのクラブの場合。笑
なかなか保護者の方が水質までチェックするのは難しいですが、「水が綺麗!」を謳っているクラブのほうが安心ですね。
小さい子、特にクロールの呼吸がまだ上手にできない子なんかは、しょっちゅうプールの水飲んでます。レッスン後、水でお腹パンパンなんていう子も…。
お子さんの担当コーチ、正社員ですか?
「スイミングスクール アルバイト」で検索すると、コーチの募集要項がたくさん出てくる通り、コーチって、アルバイトでも出来ちゃうんです。しかも、未経験者歓迎。
幼児クラスの水遊び、もぐり、お顔つけクラスなんかは泳ぎを見せる必要が無いので、泳げないコーチでも担当することができます、としているクラブもあります。
もちろんきちんと研修はしますし、ひとりでレッスンを持てるようになるまでは先輩コーチと一緒にレッスンを行います。
大学生のアルバイトであっても、スイミング経験者で泳ぎが上手なコーチ、子どもの心をつかむのが上手で教え方が上手いコーチ、たくさんいます。
企業側がアルバイト採用をしている以上、アルバイトの技量でも問題はない、と私も思います。
が。
「どうせ同じお金を払って教えてもらうなら、アルバイトじゃなくて社員コーチがいい!」
と思う保護者の方も多いのではないでしょうか。
実際、私も同じような意見を頂いたことがあります。
でも、若い大学生アルバイトならともかく、20代後半~30代くらいのコーチだと、アルバイトなのか正社員なのか、区別つきませんよね。どうやって見分けたらいいのでしょうか。
正社員・アルバイトの見分け方は主に2つ
まず、「担当コーチ表」から見分ける方法。「担当コーチ表」とは、どの時間帯のどの級をどのコーチが担当しているか、を表にしたもの。クラス分け表です。
正社員だったら、勤務は基本的に週5ですよね。学生や主婦のアルバイトで、週5フルに入っているコーチは少ないです。
担当コーチ表に名前が多いほど、正社員であり経験が豊富な可能性は高いと考えられます。
もうひとつは、ズバリ直接コーチに聞いてしまう方法。
「アルバイトですか?」と直球で聞くのもアリっちゃアリですが、それはそれでハードルが高い、という方は、
「学生さんなんですか?」「おいくつくらいなんですか?」「経験は長いんですか?」くらいオブラートに包むと、聞かれる側も答えやすいかと思います。
直接コーチに聞くのはちょっと…という方は、フロントの受付スタッフに聞くのもアリ。
お目当てのコーチが見つかったら、そのコーチの担当クラスがある曜日・時間に合わせて来るのも大変よろしいと思います。
安くない会費を払っているわけですから、保護者さん側もどんどんコーチを選ぶべき。
そしてコーチからしたら、「うちの子が○○コーチ(自分)じゃなきゃ嫌だって言うんです~」って言われることは、この上ない名誉なんです。
お喋り・スマホ・買い物、一旦ストップ!厳しくレッスンチェックしよう!
子どもをプールに連れて来て、着替えさせて送り出して。
ここまででほぼ保護者の仕事はおしまいですが、子どもを送り出して暇になったあとの保護者さんたちの行動は実にさまざまです。
- 子どもの様子をガン見派
- 子どもがいない間に買い物済ませて来ちゃおう派
- ママ友とお喋りに花を咲かせる派
- スマホぽちぽち派
C子が見てきた感じだと、だいたいこの4つが多いですね~。
だいたいレッスンが1時間程度なのでそこそこ暇な時間ではあるのですが…
普段あまり子どものレッスンを見てない保護者の方!
一度、自分の子どもの担当コーチがどんなレッスンをしているか、じっくりチェックしてみてください。
声が聞こえないからこそ、よく見てください
保護者の待機場所であるギャラリーとプールって、だいたい大きな窓ガラスなんかで仕切られていると思います。
大きいクラブだと、プールは2階、ギャラリーは3階と、そもそも階が違うことも。
基本的にレッスン中のコーチの声・表情、子どもの声・表情は、聞き取れないし見づらいものです。
さて、この状況で、コーチ側は先輩コーチからどういったレッスンをしなさいと指導されているかというと。
声が聞こえない分、オーバーリアクションを心がけろ!
近年、「褒めて伸ばす指導」が当たり前になってきていますが、それはスイミングでも一緒。
少しでも出来たら褒めろ、むしろ出来なくても褒めろ、なんでもいいからとにかく褒めろ。
でも、言葉で「上手に出来たね」って言ったところで、子どもには伝わっても保護者には伝わってないんです。当たり前ですけど。
保護者からしたら、「うちの子コーチになんか言われてるわー」ぐらいの認識。
これじゃダメだっていうのが先輩の教えです。
では具体的に何をしているかというと…
褒めるときはハイタッチ・頭をなでる・グーサインを出す、オッケーサインを出す
これをかーなーりーオーバーリアクション気味に行っています。
ヘタクソなのにグーサインは出しませんから、こうすれば保護者も「あ、うちの子なんか褒められてる?」と感じ取ることが出来るんです。
まぁ、保護者の方がしっかり見ていてくれたらの話なんですけどね!
「保護者に伝わるレッスン」が出来ているかどうかを見極めろ!
上記で述べた通り、「保護者にも伝わるレッスン」が出来ているかどうかがポイントです。
レッスンを一時間見ていて、「一体うちの子が上手なのか下手なのか、褒められてんのか注意されてんのか、全く感じ取れない」
そんなレッスンではいかんのです。
もしお子さんの担当コーチがそんな感じなら、他のコーチのレッスンを見渡して、オーバーリアクションで楽しそうなレッスンをしてるコーチに乗り換えましょう。
お子さんのモチベーション、全然変わってくると思いますよ。
コーチもお子さんも、笑顔になっていますか?
笑顔。スマイル。最重要です。
子どもと話している時のコーチの顔、笑ってますか?
コーチと話している時の子どもの顔、笑ってますか?
ギャラリーからだと遠くてよくわからないかもしれないけど、目を凝らしてよ~~~~~~~く見てみてください。
笑顔で子どもと接することができていないコーチは、コーチ失格です。
スタッフ数不足は子どもにも悪影響!!コーチの配置をチェックしよう!
正直、通ってるスイミングが人手不足かどうかなんて、保護者には関係ねーよ!
…と思いがちですが、あながちそうでもないんです。
スイミングコーチの数、ちょっと数えてみてください。
15人以下はヤバイ!基本的にブラックなスポーツクラブの勤務体系
クラブの規模にもよりますが、最低でもコーチ数が15人いないクラブは、人手不足でヒィヒィ言ってると思ってもらって大丈夫です。
ちなみにC子の働くクラブは現在15人。内正社員が5人、アルバイトスタッフが10人です。
正社員は基本的に定時では帰れず、ほぼ毎日9時間~13時間勤務。
8時間で帰れないのはまぁ普通だとしても、勤務時間の内5~6時間は水中で大声張りながら体使ってるわけですから、疲労がハンパないです。
で、アルバイトさんたちは学生や主婦が週3~週4で入ってくれるのですが、彼らに突然休まれるとこれを社員や出勤しているスタッフでカバーすることになるので、おのずと勤務時間が積み重なっていくわけです。
極めつけは高い離職率。
若い女性コーチは特に、体が冷えるせいで婦人科系の病気を発病してしまうとか、よくある話です。
辞める人も多く、スタッフの入れ替わりも激しいです。
ここまでが前提。
人手不足で子どもが溺死!?
人手が足りていないということは、一人あたりの勤務時間数が増えるということ。
勤務時間が増えると疲労が増して、レッスンにも悪影響が出てきます。
実際、水中に何時間も入っていると軽い低血糖症状みたいなのが出てきて、上がるとフラフラ。
子ども相手の職業って楽しそうなイメージがありますけど、保育士さんとかほんっっっっっっっっとに尊敬します。
また、人手が足りていないと、子どもの人数に対して適切なコーチ配置が出来ないということに繋がります。
幼児の数20人に対してコーチ1人…そんな心もとない人数では、水中での安全管理もままなりません。
最悪、水中での死角に気づかず子どもを溺れさせてしまうケースも無きにしもあらず…。
コーチの人数チェック方法
だいたいのクラブでは、ホームページにコーチ紹介のページがあったり、クラブ内にコーチ紹介が掲載されていたりします。
ない場合は、担当コーチ表から数えることもできます。
水中という危険な場所に子どもを預けるわけですから、どういうコーチが何人いるのか、把握しておくことは決して無駄ではありません。
まとめ
以上、通わせるべきスイミングスクールの特徴を4つ、ご紹介しました。
お金と時間を消費する習い事。学校とは違い、選択肢は幅広くあります。
ぜひお子さんに合ったクラブ、コーチでレッスンをさせてあげてくださいね!